レッドソックス【マイク・ローウェル】 --- Champions

Mike Lowell
［Michael Averett Lowell］
Boston Redsox
（3B／右投右打／背番号:25）
1974年2月24日生
プエルトリコ出身

フロリダ国際大学の時に3度のオール・カンファレンスに選出され、背番号15は永久欠番、そしてゴールデン・パンサー賞を受賞。大学通算打率.353は大学史上5番目にランクインした。そして95年、ドラフト20巡目全体562位で指名されてヤンキース入団。 97年には、チームのマイナーリーガー全選手中でトップの本塁打と得点、同2位の打率と打点を挙げてチームの最優秀マイナーリーガーに選出された。

そして、翌98年9月13日にメジャーデビューを果たすも、オフの2月にマーリンズへ放出された。そこで、レギュラーと期待されて迎えたスプリングキャンプ中に睾丸ガンが発覚。復帰まで3ヵ月を要したが、見事に克服し、2000年には、98年のクリフ・フロイド以来となる球団史上2人目の「20本塁打、35二塁打、90打点」を記録。また、メディアとの良い関係を築いた選手に贈られる「グッド・ガイ賞」も受賞した。その後も攻守でハイレベルな三塁手として、01年には自身初の100打点をクリアー、02年には自己ベストの160試合、88得点、44二塁打、24本塁打をマークしてオールスター初出場を飾った。ちなみにリーグ2位の二塁打は、球団史上2位タイの数字でもあった。 03年、シーズン後半に左手の骨折で離脱したものの、キャリアハイの32本塁打、105打点を叩き出して、自身初のシルバースラッガー賞、2年連続のオールスター出場を果たし、さらにリーグの三塁手の中でトップの守備率.973をマークするなど攻守両面でチームを引っ張り、ワイルドカードながら世界一を奪取した。オフに4年総額3200万㌦で再契約して迎えた04年は前半戦で20ホーマー、55打点というハイペースで打ちまくり、3年連続で球宴に出場。後半に失速したが、それでも自己最高の打率.293、出塁率.365、175安打、44二塁打をマーク。 05年、メジャーの三塁手中トップの守備率.983で、ついにゴールドグラブ賞を獲得したが、規定打席到達者の中でリーグワーストの打率と、打撃では大不振に終わってしまった。

オフにチームの総年俸削減のために若手4選手との交換でジョシュ・ベケットら2選手と共にレッドソックス移籍が決まり、元々、インサイドのボールに強いプルヒッターであるため、グリーンモンスターがあるフェンウェイパークでは長打が減ると危惧されたが、キャリアハイを更新する47二塁打（リーグ3位）を記録するなど変わらぬ数字を残した。 07年はさらに数字を伸ばし、リーグ7位の打率.324と191安打、同5位の120打点という好成績を収めるなどキャリア最高のレギュラーシーズンを送り、自身2度目のワールドシリーズでは打率4割を打つ活躍でシリーズMVPに選ばれ、チームを世界一へ導いた。オフにFAとなり、マニー・ラミレス、デービッド・オルティス両主砲を抑えてチームトップの打点を稼いだことでファンやチームメイトから熱烈な残留コールを受け、本人も残留希望であったため、すんなりと3年総額3750万㌦で合意して残留した。

ナ・リーグ時代はスコット・ローレンがいた影響でゴールドグラブ賞は1度だけだが、ホットコーナーの守備やスローイングは秀逸。打撃は、インコースを引っ張って二塁打を量産するラインドライブヒッタータイプ。

07.11.29 Update

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