［Jeffrey Robert Bagwell］
Houston Astros
（1B／右投右打／背番号:5）
1968年5月27日生
米マサチューセッツ州ボストン出身
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89年、ドラフト4位で憧れの
レッドソックス
に指名されて、ハートフォード大からプロ入り。
しかし翌90年に アストロズ へトレードされてしまった。 子供の頃から家族と共に熱狂的なレッドソックスのファンだったため、後に「人生最悪の日」と言うほどとてもショックを受けたという。移籍の理由は、同じポジションの中での首脳陣の評価が ウェイド・ボッグス から数えて4番目でしかなかったことだった。 プロ入り当初は三塁を守っていたが、アストロズには ケン・カミニティ がいたため、一塁へコンバートされた。 91年には開幕メジャー入りを果たし、156試合出場で打率.294、15本塁打、82打点を挙げて球団史上初のナ・リーグ新人王に輝き、 レッドソックスに ベーブ・ルース 放出以来の失敗であったことを知らしめた。 しかし、116個の三振という課題は残った。 ストライキの影響でシーズンが短縮された94年には、110試合の出場でパドレスの トニー・グウィン 外野手の打率.394に次ぐリーグ2位の打率.368、39本塁打もジャイアンツの マット・ウィリアムス 三塁手の43本に次ぐ同2位、116打点をマークして打点王、そしてリーグ史上3人目（67年のオーランド・セベタ、80年の マイク・シュミット ）の満票でナ・リーグMVPに選出された。 他にも104得点がリーグ1位、147安打、出塁率.451、長打率.750がリーグ2位という文句の付けようのない成績だった。 しかも、自身初のゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞をダブル受賞した。 96年、4年ぶりに全162試合に出場し、打率.315、31本塁打、120打点、21盗塁をマークし、球団史上6人目の「20-20」の記録を達成。 翌97年も全試合出場を果たし、打率.286、43本塁打、135打点、31盗塁を挙げて、球団史上初の「30-30」クラブの仲間入りを果たした。 この年に初めてのポストシーズンを経験するが、散々な結果に終わる。 以降、3年連続で地区優勝を果たすが、すべて地区シリーズで敗退。 99年には、打率.304、42本塁打、126打点、30盗塁で2度目の「30-30」を達成。 本拠地を打者有利のエンロンフィールドに移した2000年も打率.310、47本塁打、132打点をマークしたばかりか、46年以降ではメジャー最多の152得点を記録。 今までにゴールドグラブ賞を1回、シルバースラッガー賞を3回獲得するなど攻守両面でチームを引っ張り、メジャー史上初の6年連続（96〜01年）30本塁打、100打点、100得点、100四球も達成した、球史に名を刻む選手の一人である。 チームメイトの ランス・バークマンと、 クレイグ・ビジオと共に、頭文字に「B」が付くことから、「ニュー・キラー・ビーズ」と呼ばれていた。
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